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2011年06月04日

札幌ふたり芝居フェス「Pair Play Parade」

主催:演劇専用小劇場BLOCH
企画・製作:リリカル バレット
BLOCH 14時開演

なかなか機会のないふたり芝居を 5劇団集まってやってみようという
企画ものの公演を観てまいりました
昨日今日と 期せずして ふたり芝居まつり状態となったしだいです
昨日の大阪陣に対する 札幌陣営の健闘やいかに?


PLANETES.「CROSS ~悠愁の叢雨~」
脚本:丹治誉喬
演出:PLANETES.
出演:下出和也 構香織

突然の雨の中 とある田舎のバス停にたどり着いた1人の男
青春の思い出を抱いてバスを待つ彼の心の中は・・・

1本目から 出鼻をくじかれた感じの作品
ほとんどが 男の独白で語られ 相手は回想のシーンのみ登場
これって ふたり芝居って言っていいんでしょうか・・・?
ほわわーんとしていて なんの“力”も感じられませんでした


COLORE「あるあめ.」
脚本・演出:太田真介
出演:森高麻由 国門綾花

雨の日 ふたりの女の子が ドッペルゲンガーの話をしていたら
もうひとりのわたしに襲われる・・・っ!?という話

どうして 登場人物がふたりしかいないのに そのうちのひとりにわかりにくい言動をさせるのでしょう
単なる都市伝説的怪談を10分程度で再現してみせただけで なんのひねりも工夫もなし
ふたり芝居というよりも そのまんまオカルト番組の再現フィルムとしか思えませんでした


PaingSoe「試練まで、4,000,000,000km」
脚本・演出:山田マサル
出演:ツルオカ 藤谷真由美

これは あらすじさえも書くことができないほど まったく意味不明だった1本
23分前の過去とか未来とか やたらと連呼してましたが 何がしたかったんでしょうねぇ

途中から つきあってられず 目を閉じて仮眠を取ろうと思ったくらいでした
あまりにわからない動きやセリフに 笑いが起きてましたけど
普段の公演でも キャラに特徴がある役者だったんでしょうか・・・?


星くずロンリネス「スーパードライビングスクール -激録!ワタシの500m逃走-」
脚本・演出:上田龍成
出演:柏民レジヲ 飛世早哉香

なぜか 免許を取らせたくない教官と 免許取得にあこがれる大学生のやりとり
教習車は 大型スーパーの店内用カートなんだけど・・・?

最後になって 「あぁ“とる”違いを言いたかったの?」と 工夫は感じられましたけど
それは 単なるオチであって やっぱり20分くらいを要したコントにしか思えないなぁ
SSCの時も ハチャメチャコメディをやってた劇団でしたが
中盤の大半を占めた言葉遊び部分は まぎれもなく芝居ではなくコントです


リリカル・バレット「Q.E.D.」
脚本・演出:谷口健太郎
出演:谷口健太郎 隅田健太郎

弟を拳銃自殺で失った刑事と 自分はだれよりも優れているとうぬぼれている刑事
弟の自殺は 兄による殺人ではないかと疑う うぬぼれ刑事と兄刑事の攻防戦

5本の中では 唯一 ふたり芝居と言ってよさそうなお話でしたが
なんか どこかで見たような ありふれた結末で終了
谷口氏脚本のものを観たのは3本目ですが なんかすごーくかたよってて残念です
プロデュースとか 効果的な演出とかには力を感じるのですが
(とは言っても わたしにはキャラメルボックス風にしか見えないんですけどね 笑)
ぜひ 脚本にも 力を入れてほしいなぁ・・・と切望します


というわけで ふたり芝居まつりは 大阪陣の圧勝!
とにかく 先に観た「男亡者の・・・」が しっかりしたモノだっただけに
札幌陣営は ひと劇団20分程度という制約があったとはいえ
5劇団もあって まったく収穫がないというか 
ふたり芝居を観たとは思えない低レベルさに愕然としました
そもそも 北海道の劇団の人たちって ちゃんとしたふたり芝居自体を観たことがないんじゃないかなぁ

北海道の小劇場界は最近がんばってて 観劇文化も定着しつつある・・・
なんて言われてるみたいですが
まだまだ ほんのひとつまみの突出した力のある劇団が存在しただけなんだな~という感想です

とりあえず 北海道だけにとどまらず 全国のおもしろい戯曲をどんどん観に行って
いろんなものを吸収して もっとおもしろい作品作りに励んでいただきたいと思います

投稿者 yaeko : 2011年06月04日 22:16

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