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2008年11月03日
「君の心臓の鼓動が聞こえる場所」
演劇集団キャラメルボックス
脚本・演出:成井豊 真柴あずき
出演:黒川智花 西川浩幸 岡内美喜子 大内厚雄 岡田さつき 前田綾 他
札幌道新ホール 13時開演
キャラメルボックスのクリスマスツアーが 5年ぶりに札幌にやってきました
関東から離れるちょっと前から あまり観なくなっていたキャラメルですが
せっかくのツアーなので 札幌まで遠征です
根室典彦は 40歳を過ぎた 独り身のTV脚本家
12月のある日 札幌で別れた妻と住んでいるはずの娘 いぶきが訪ねてくる
19歳の彼女は「小説家になりたいから出版社の人を紹介して欲しい」といい
周囲の人間に溶け込みはじめるが 典彦はいぶきの本意がわからず どう接していいかわからない
そのうち 彼女に不可解な行動が見え始め・・・
最初にこの設定を知ったときは かなり前に加藤健一事務所で観た
ニール・サイモン作「銀幕の向こうに」とほぼ同じ設定のため 思わずパクリかと思ったんですが
そこはキャラメルボックス いつものように非現実世界を投入
彼ららしい展開で ラストまで持っていってくれました
(ちなみに「銀幕・・・」の設定は【離婚した劇作家のもとに16年ぶりに19歳の娘がいきなり訪ねてくる
彼女は女優志望で 父親のツテで映画に出してほしいと言う
その天真らんまんぶりが 父親を振り回し さまざまな事件を起こす】というもの)
典彦の現在の思い人や家族 同僚など 多くの人物を登場させ
彼の切羽詰った状況を作り出すと同時に いぶきに死んだ祖父が見えること
覆面作家としてデビューしたいこと 彼女も何かに追われるように目標達成を急ぐことが明かされていく
まぁ キャラメルを数年間観ていた者としては 死者が見えるあたりで感づき始め
元妻への1回目の電話で その後のストーリーがほぼ分かってしまうわけですが
いぶきの謎解明と 典彦の脚本家としてのノルマ遂行 周囲の人達の気持ち
これらすべてを ハッピーな状態で終わらせてくれるキャラメルの舞台は
安心してうるうるして すっきり気分で会場を後にできるという期待を 裏切らないでくれますね
いぶきの昔のケガと 典彦の仕事の不安定さをきっかけにした離婚も
いまいち納得のいかないところではありますが
身体を貸したいぶきの友人の作家デビューも含め この後のストーリーも
めでたしめでたしになるんじゃないかと 勝手に想像したりします
今回は 久しぶりに札幌を含めたツアーと言うことで 彼ららしいサービスも随所にありました
観ているときは 小樽しか気付かなかったんですが その他 根室・奥尻・岩見沢etc.
登場人物の名前は ほとんどが北海道の地名だったんですね~
HTBのキャラクター onちゃんや 大泉さんのスープカレーは
製作協力のオフィスキューやHTBに配慮してのことかもしれませんけど・・・(^^;)
後は 劇中の脚本が「ヒトミ」をそのまま使ったことなんてのは
ずっと観てる人にしかわからないので サポーターにはうれしいかも
次にキャラメルの公演を見られるのが いつになるかわかりませんが
とりあえず今は HTBの素晴らしい世界に特別出演している
キャラメルの面々を楽しみに 毎週チェックしたいと思います~
投稿者 yaeko : 2008年11月03日 22:39
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