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2007年10月18日

「ウィキッド」

劇団四季
作詞・作曲:スティーヴン・シュワルツ
脚本:ウィニー・ホルツマン
原作:グレゴリー・マグワイア
出演:濱田めぐみ 沼尾みゆき 森以鶴美 小粥真由美 李涛 松下武史 他
四季劇場 海 18:30開演

いつものように 四季がブロードウェイから輸入してきたミュージカル
今回は オズの魔法使いを別の視点から描いた物語です

マンチキン国総督の妻の不貞によって生まれた娘 エルファバは
父親が持っていた薬物(?)のため 生まれつき全身の肌が緑色
疎まれて育った彼女は 大学でも孤独だが 魔女の素質を認められ自分の可能性に希望を抱く

一方 魔法を学びたい同室のグリンダも エルファバを毛嫌いしていたが
ダンスパーティでのできごとを機に 友情が芽生え 2人でオズの魔法使いに会いに行くことになる
しかし 彼は魔法使いなどではないペテン師で 権力を維持しようと
動物の言葉を奪い エルファバの力を利用しようと画策しているだけだった

魔法使いに従わなかったエルファバは 悪い魔女として追われる身となり
グリンダは よい魔女として人々の信望を集めることになるが
恋人のフィエロがエルファバを愛していることを知り 彼女の心は揺れる

エルファバは 動物たちや妹を救い フィエロとともに逃げ切ることができるのか
グリンダは 恋人を奪った親友を認め 彼女たちを助けるのか・・・


とにかく 大元にある『オズの魔法使い』というストーリーを巧みに使い
友情 愛 信念 ゆがめられる真実 等々
ファンタジックな要素と 普遍的な人間の業といった とても現代的な題材を融合させているので
あらすじを簡潔に書くのが すごく難しいんですよね~(^^;)

かといって 物語が難解というわけではなく
一応 原作のストーリーを知っておく必要はあるものの とてもわかりやすくおもしろく観られます
進んで行くうちに 本家に登場するライオンやかかし ブリキのきこり そしてドロシーまでもが
どうして オズの魔法使い というお話に登場することになったのかが明らかになっていくんです

新しく作られた エルファバという魔女を中心にした物語+本家取りのおもしろさ
それが オズの突然の引退と グリンダの生きる道の選択
エルファバとフィエロの最後の場面まで ちゃんとネタが用意されているのが泣かせます

どんなに豪華なセットや よくできた楽曲がちりばめられたミュージカルでも
最終的にはストーリーを重視するわたしなので かなり満足度の高い作品でした
そうそう 向こうでは10代の女の子にも人気なだけあって
シリアスなストーリーの割に コメディタッチのシーンもあって おもしろかったです

ミュージカルに欠かせない歌については 主演が女性2人で
自分の道を信じて進むのよ!と決意する場面が多いということもあって
高らかに歌い上げる 迫力のある曲が多かったですね~
演じる方はかなり大変だと思いますが 聞いてて楽しいし高揚感が味わえます♪

幕間直前に歌われた“Defying Gravity”の後 その力強さに圧倒されてる人も多かったし
わたしの隣に座ってた ギャル風女の子(20歳くらいかな)2人が
何度も号泣してたのが すごく印象的(というかびっくり(^^;))でした

久しぶりに ミュージカル初心者でも楽しめる よい作品だったと思います
きっと 年単位で上演するはずですので 興味を持たれた方はチャレンジしてみてください!

投稿者 yaeko : 2007年10月18日 23:11

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