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2006年11月30日

「ズビズビ。」

劇団M.O.P.
作・演出:マキノノゾミ
出演:小市慢太郎 酒井高陽 キムラ緑子 三上市朗 勝平ともこ 岡村宏懇 奥田達士 他
紀伊國屋ホール 14時開演

またよくわかんないタイトルをつけたな~(^^;) というのが第一印象
とっても実力があって 素敵な俳優さんが多い好きな劇団ですが
よく考えてみると 当たりとハズレの差が意外とあったりして油断ならないんですよね(笑)

今回 劇団初の30分×4本オムニバス形式だということを全然知らなくて
1話目がすごく濃厚で さくさく展開するもんだから
ここからどう展開させるつもりなんだろう・・・ と思っていたらいきなり話が変わっちゃいました(^^;)
最近 共通テーマのオムニバス 短編 タブルビルの類も流行りなんですかね

でも 1話と2話のタイトルが出てたの知らなくて
3話と4話しか 気付かなかったんですよー!
すっごく気になるよ~ だれか教えてくださいっ!

第一話
往年の銀幕大スター 南大作もすっかり落ち目でハムレットの王役の劇評も最悪
そんな彼の楽屋に 地元新聞の記者がやってくる
彼の大ファンだという彼女は「あなたなら女恋しさに人を殺した男の弱さを演じられる」と言い・・・

オチは予想通りのストーリーですが 少人数で濃厚な空気を生み出していました
扉もない 暖簾だけの楽屋で交わされる 過去の秘密
記者の嗚咽と 南の一人芝居のシーンに 心打たれました


第二話
旅公演で全国をまわる お芝居の一座
どうしても「森の石松」をやらなくてはいけないのに 主役が逃亡
そこへ 一座を飛び出した座長の弟が戻ってきて・・・

どうにもこうにもへそ曲がりで 頑固な座長を支える一座の面々といった構図ですね
昔懐かしい 一話完結ホームドラマ(事件→大混乱→大喧嘩→一件落着)みたいな感じ
もうしばらくは みんなでがんばって旅公演続けてね(^^;)

第三話 「ずいぶんな話」
舞台監督をめざす山田は ちょっと婚期をのがした仕事に生きる女性
この公演で再開した役者の1人が 彼女の初恋の人でしかもバツイチ
プロポーズされて 結婚を真剣に考えた矢先に 彼が離婚も成立してない子持ちだと発覚!

あー 最悪のダメダメ男にひっかかっちゃいましたねー
でも 早くわかってよかったじゃない(^-^)と
つい 肩をポンポン叩きながら言ってあげたくなっちゃう軽快さが楽しかったです
M.O.P.も 緑子さん以外の女優さんを もっと効果的に使うべきだと思いました!


第四話 「ビタースイーツ」
敗戦後 ジャズが流行りだした日本
ジャズバンド ビタースイーツのメンバー1人が アメリカに行くと言いだす
紆余曲折あって うまくいっているかに思えた彼らだったが・・・

この頃の日本って 夫婦とか家族とか子供の親っていうことの意識が独特だったんでしょうね
だからこそ 蒲田行進曲のような戯曲もあるわけだし。
なんで 緑子さんがでてくると‘女はわたしだけよっ!’的な話になっちゃうんでしょう
いきなり この世とあの世が交錯するので一瞬ワケがわからなくなりましたが
M.O.P.らしい 男の世界が見られたので それでよしといたしましょう


そんなわけで 本当にこの劇団の人たちは 【昭和】が似合う!(笑)
そんなにおぢさん・おばさんってわけじゃないんだけど
年を重ねて いろんな経験をした人間の渋さとか 明るさとかが備わってるんだと思います
劇団以外での活躍が多いのも 納得できますよね~

投稿者 yaeko : 2006年11月30日 16:30

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