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2006年09月07日

「戸惑いの日曜日~アパッチ砦の攻防より」

脚本:三谷幸喜
演出・出演:佐藤B作
出演:西郷輝彦 細川ふみえ 中澤裕子 あめくみちこ 小林十市 佐渡稔 他
サンシャイン劇場 14時開演

三谷さんが 東京ヴォードヴィルショーに書き下ろした作品を改訂
外部の役者を招いてのプロデュース公演です
・・・実は てっきり東京~の公演だと思ってたんですけどね(^^;)
観始めてかなりたってから ずいぶんいろんな人を呼んで座組みしてることに気付きました

とある高級マンションの一室 リビングで対面する父娘
離婚したことから長年離れて暮らしていた娘が 結婚の報告にやってきていた
感慨深げにたたずむ父研四郎だが 娘ちよみが婚約者を呼びにいった途端慌てふためきだす
そんな研四郎のいる部屋に入ってきたのは ゴルフバックを抱えた中年の男 鴨田だった・・・

うわ~(^^;) もう最初の10分で 観てる方が「えぇ~ どうなってるの?どうするの??」と
やきもき&わくわくしてしまうシチュエーションコメディです
まさに 三谷さんの得意技連発炸裂の2時間半
誤解と早とちりと行き違いと見栄と家族愛の連続攻撃でした

あるときは 娘を嫁にやる複雑な心境の父
あるときは 配線の苦手な電気屋さん
あるときは 鴨田の奥さんを内縁の妻にしてみたり
あるときは 日本で働く外国人女性しか相手にできないダメオトコだったり
次から次に 口からでまかせ苦し紛れのその場しのぎ
別れた妻や娘にいいカッコしたいだけで よくここまで茶番を繰り広げられるなぁ~と呆れますが
そのパワーが 鴨田までも協力させてしまう説得力を持ったんでしょうね

ただ 三谷さんの脚本にしては
研四郎が ひどくいいかげんで 態度のでかい横柄な人間に見えてしまうのは
演出がB作さんだからなんだろうな~と思ってしまいます
最後の方は 奥さんが浮気してたことでみじめになった鴨田に対して
屈折した優越感を感じてる いやな奴になってしまってて ちょっと後味が悪かった
三谷さん演出だったら “いっぱいいっぱいになりすぎて どうしようもなくて強気にでちゃった人”
っていう造形になるんじゃないかなぁ・・・ その方がしっくりくるような気がするんですよ
そこらへんが ヴォードヴィルショーが三谷さん脚本を生かしきれてないと言われる点なんじゃないかと。

この話 脇役の人たちもかなり個性的で おもしろかったんですが
まっとうな役作りで 意外とすんなり受け入れられたのが 細川ふみえと中澤裕子
あー こんな女の人いるよねー ってとこがすごくわかりやすかった
機会があったら ほかの舞台出演を観てみたいところです

投稿者 yaeko : 2006年09月07日 23:18

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